メガバンクってなに?
日本のメガバンクとも呼ばれている三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行。
実は日本の歴史に強く関係しています。
もともとは5大銀行と言われていたところがあり、昭和時代で日本で起こった昭和恐慌を乗り越えて、日本の経済を担ってきた五つの銀行が名前を変えたり合併して今に至ります。
ゆうちょ銀行は前身、郵便貯金が民営化に伴い誕生した銀行です。
郵便局という全国ネットワークを持つのが大きな特徴で、国内規模でいえば三大メガバンクをしのぎます。
一方でサービスは主に貯金が中心でローンなどのサービスは直接提供していません
メガバンクの特徴
- メガバンクは全国至るところに支店やATMがあるため、場所を問わず利用しやすい
- 海外にいても使える
- 災害時も対応してもらえる
メガバンクは貯金口座、生活口座どちらに向いているのか?
私は生活口座一択だと思っています。
生活防衛金として預金にある程度残高があると尚安心できます。
ある程度預金があると優遇サービスも受けられるので金利はあまり期待はできませんが、手数料などを考えると損はありません。
メガバンクのメリットとデメリット
デメリット
- 地方には支店やATMが少ない
- 普通預金などの金利はほぼゼロ
- 口座開設や手続きに時間がかかる
- 店舗の窓口が混む
メリット
- 首都圏や主要都市には店舗やATMの件数が多い
- 実はコンビニATMが無料でできるなど低コストな面もある
- 海外居住者向けサービスはネット銀行にはないサービスなので強みがある
- 災害等の緊急時にもお金をおろせる
店舗数は?
メガバンクは日本全国に展開をしています。
都市圏はもちろんですが、全国の主要な都市には支店やATMがあるため、全国各地を飛び回るような方にとってはとても都合がよいと思います。
地方にも数は少ないですがちゃんとあります。
出張が多い方、転勤が多い方などはメガバンクの方がイザというときにメリットが大きいと思います。
- ゆうちょ銀行:全国24,000の窓口、29,800のATMネットワーク
- 三菱UFJ銀行:国内750支店、全国約8,000台のATM
- 三井住友銀行:国内444支店(出張所除く)、全国約6,000台のATM
- みずほ銀行:国内464ネットワーク、全国約5,600台のATM
圧倒的なゆうちょ銀行の多さw(‘Д’)w
ただし、全体の潮流として振り込みなどをネットでできるようにIT化が進んでいます。
メガバンクについてもATMの台数削減に取り組んでいるようです。
場所によっては提携して手数料無料などやっているとこもあります。
災害等の緊急時にもお金をおろせる【店舗のある強み】
メガバンクに限らず、有人店舗(支店)がある銀行のメリットといえるのが災害時などの緊急時の対応です。
災害で通帳、カード、印鑑が見つからないというような場合であっても、少額の引出が可能だったりします。
こうした対応は支店のないネットバンク(ネット銀行)などだと難しくなります。
手数料は高いの?
実はコンビニATMが無料でできるなど低コストな面もあります。
各メガバンクは一定以上の利用があれば手数料を無料化できるようなサービスを用意しています。
これは後程お話していきますが、いずれもほとんど同じような内容。
預金残高などが一定金額を超えるとATM手数料などが優遇(無料化)されます。
手数料一覧
三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | ゆうちょ銀行 | |
---|---|---|---|---|
振込手数料 (ATM・他行) | 275-440円 | 220-440円 | 220-440円 | 220-440円 |
ATM手数料 | 無料-220円 | 無料-220円 | 無料-220円 | 無料 |
こう見るとどこもさほど変わりません。
海外居住者向けサービスはやっぱり強い
海外赴任などで海外居住者となる場合については、メガバンク以外には選択肢がなくなります。
多くの銀行(特にネット銀行)は海外居住者(国内非居住者)は口座の解約が必要となったり、利用が大幅に制限されてしまいます。
メガバンクに関しては非居住者向けの銀行サービスがあります。
こうした点こそがメガバンクの強みです。
三菱UFJ銀行 | グローバルダイレクト契約を出国前に行う事で、明細照会、振り込み、振り替え、外国送金、定期預金、外貨預金などが可能です。月額300円(税別)。 |
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三井住友銀行 | SMBCグローバルダイレクト契約をすることで、残高照会や明細照会、国内振込。海外送金などが可能です。こちらも出国の3週間前までに申し込みが必要です。月額200円(税別) |
みずほ銀行 | 口座の維持が可能です。 【海外勤務者向け日本国内送金サービス】というものがあり、出国前にサービスに申込をすることで日本国内の振り込みを国内手数料と同額で可能となります。 |
なお、ゆうちょ銀行に関しては基本的には解約になります。
ただし給与の振込み等で利用される目的があれば、非居住者の届けのお手続きした上でそのままで可能。
その場合、払戻し、預け入れ、残高照会のお手続きは日本にいる第三者に委任する形でつかえます。
なお、継続的に第三者に委任し使う場合は、利用代理人を設定することができます。
金利は?
三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | ゆうちょ銀行 | |
---|---|---|---|---|
普通預金金利 | 0.001% | 0.001% | 0.001% | 0.001% |
定期預金金利 (1年) | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
正直普通預金と定期預金、どちらも変わりません。
預金金利については正直に低いです。
あってないようなものと思ってください。
2020年4月現在の普通預金金利はどこも0.001%と雀の涙。
100万円預金しても年間に10円しか金利が付きません。
貯金をどんなに頑張っても、ATM手数料1回分にも満たないです。
貯金用の銀行として考えるのであればメガバンクよりも預金金利が高めのネット銀行の方が魅力的です。
メガバンクの100倍以上の金利が付きますので、ここはネット銀行のほうがいいです。
ネット銀行と比べると何が違うの?
ネット銀行は、歴史が浅いですが店舗を持たないため、その分金利や手数料などのサービスが良いといわれています。
一方、メガバンクは、金利や手数料はあれですが、誰もが知っている信頼と安心の巨大な資産を誇る銀行。
支店は有人が多いため、何かあっても相談ができ、災害時なども対応ができます。
メガバンクに優遇サービスはある?
三菱UFJ銀行 【メインバンクプラス】 | 低い順からホワイト、シルバー、プラチナと3段階のステージがあります。 ステージがアップするとATM手数料や提携コンビニ手数料が無料化。 プラチナだと他行振込手数料も一定回数無料です。 |
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三井住友銀行 【SMBCポイントパック】 | SMBCポイントパックという特典があり、各種取引でSMBCポイントが貯まります。 ポイントに応じてATM手数料の無料やコンビニATM手数料の無料などの優遇があります。 |
みずほ銀行 【みずほマイレージクラブ】 | お取引状況に応じた特典があります。 みずほ銀行ATMやイオン銀行ATMの時間外手数料の無料化、イーネット(コンビニATM)の無料化、振込手数料の無料等の優遇があります。 |
一般的にはおおむね10万円~30万円以上の預金が最低ラインとなります。
これ以下の預金しかしない前提だと、メガバンクは非常にコスト高となりえるわけです。
ゆうちょ銀行は特にありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
メガバンクとネットバンクの良し悪しが多少でもわかってもらえたらいいなぁと思います。
メガバンクにあってネットバンクにないものがあり、どちらも持つ利点はあります。
どこの銀行がいいのかまた迷うと思いますが、銀行別でいろいろ調べてみると意外と勉強にもなります。
自分なりに使い方を研究するもよし、とりあえず口座を作って使ってみて、合う合わないなど見てもいいと思います。
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